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(3)変調器の高調波歪率は、圧縮器を除いた状態において、4パーセント以下であること。この場合において、変調信号は、800Hzとし、その入力レベルは零相対レベルで(−)20デシベルから(−)5デシベルまでの範囲とする。
(五)無線高速データによる通信を行う場合は、次の条件に適合すること。
(1)変調方式は、2の直交するチャネルの入力信号(以下「Iチャネル」及び「Qチャネル」という。)に対し、次の相対位相関係を有する4相位相変調(以下「QPSK」という。)方式であること。

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(2)送信信号の伝送速度は、毎秒112キロビット又は128キロビットであること。
(3)スクランブルは、ITU-T勧告V.35のスクランブルがかかっていること。
(4)誤り訂正符号は、符号化率2分の1、拘束長36ビットの畳み込み符号とし、その生成多項式は次のとおりとする。
G(X)=1+X+X2+X5+X6+X9+X12+X13+X17+X18+X19+X22+X24+X26+X28+X29+X32+X34+X35
2 受信装置
(一)1,535,025MHzから1,543,475MHzまでの25kHz間隔のいずれの周波数にも自動的に同調可能であること。
(二)無線電信による通信を行う場合は、次の条件に適合すること。
(1)受信信号は、次のとおりであること。
ア構成は、別図第五号のとおりであること。
イ同期符号は、「0111 1010 1100 1101 0000」であること。
ウ相補同期符号は、「1000 0101 0011 0010 1111」であり、6フレームごとに1回出現すること。

 

 

 

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